より良いフレーミングと構図を得るためのショットの種類
構図を決めるとき、そのシークエンスの目標を考えてください。どのような感情を呼び起こそうとしているのか。風景を強調するような構図が必要なのか?コンテンツのテーマは何なのか?現実と同じように、被写体に近づけば近づくほど、よりパーソナルに感じられるようになります。人体を視野に入れた様々な撮影方法について、さらに詳しく説明します。
極端なクローズアップ。あごや頭頂部を少しカットして、被写体の感情を表現。
フルクローズアップ。被写体の上部を少し切り取ることで、より感情を表現することができます。
近接撮影。顔にピントを合わせつつ、被写体の肩や胸の上部をフレームに収め、頭上に余裕を持たせる。
ミディアムショット。周囲が写っているが、感情が表れている。2人の被写体を並べるのに適したテクニック
カウボーイ ミディアムショットミディアムショットに似ているが、手を落としたり伸ばしたりするスペースがある。
ミディアムフルショット。膝上でクロップし、被写体の周囲に余裕を持たせて見せます。
フルショット。被写体全体を写し、上下に余裕を持たせて周囲を写す。
ルール・オブ・サーズ
三分の一ルールとは、フレームを縦と横に三分割して、被写体や周囲の環境をフレーミングしやすくする構図テクニックのことです。必ず守らなければならない堅苦しいルールではなく、イメージしたグリッドをカメラの位置決めの目安にするだけです。グリッドの4つの交点は「ポイント・オブ・インタレスト」と呼ばれます。これは、ピントを合わせたい被写体や物をどこに置くかの大きな目安になります。被写体を完璧にフレーム内にセンター配置する必要はありません。むしろ、少し横にずらして配置することで、より良い写真になります。
リードルームとヘッドルーム
リードルーム、ヘッドルームとは、被写体の周りの「空き」を考慮したフレーム内のスペーシング方法を表す言葉です。
-被写体の頭頂部とフレームの上端との間の空間を測定することによって、画像フレーム内の被写体の相対的な垂直方向の位置のことを指します。ヘッドルームを考慮してフレーミングすることが重要です。ヘッドルームはクローズアップやタイトなショットに使用することはお勧めできません。ミディアムショットやフルショットでは、被写体が偶然に切り取られているように見えるので、完全に避けるべきでしょう。一方、ヘッドルームが大きすぎると、スピーカーの存在感が薄れます。
- とは、被写体の手前にある空間のことです。被写体が向いている方向にスペースがあるように構図を決めるとよいでしょう。カメラをパンやスライドさせて動きを追う場合は、動いている被写体やオブジェクトの前に余分なスペースを空けてください。そうしないと、被写体がフレームの外に出てしまう危険性があります。スポーツ中継などでは特に必要なスタイルです。
まとめ
もし、きれいでプロフェッショナルな写真を撮りたいのであれば、予算に関係なく、フレームと構図の取り方次第で、多くのことが変わります。しかし、これらのテクニックは、あくまでも撮影のガイドであり、すべてを決定するものではないことに留意してください。これらのヒントは、魅力的でダイナミックな放送を制作するための方法として取り入れてください。がんばってください。